讃岐うどんを通販で購入するなら生麺・半生麺・乾麺のどれがおすすめ?
公開日: 2024/03/15 最終更新日: 2023/09/28
強いコシともちもちとした弾力が魅力の讃岐うどん。自宅でも食べたいと思った時に便利なのが通販ですが、麺の種類は1種類ではありません。生麺や半生麺、乾麺から選ぶことができるので迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。この記事ではそれぞれの麺を購入するメリットやデメリットについてご紹介します。
生麺を購入するメリット・デメリット
生麺を購入するメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
生麺は小麦粉の総量に対して26〜35%の食塩水などを加えて製麺されたものであると定義づけされており、可能な限り打ち立ての鮮度を保ったまま販売されているのが特徴。その名のとおり限りなく生に近い柔らかい麺で、茹でる直前の状態のものがほとんどです。
うどんはコシや弾力をしっかりと感じられる打ちたてが1番美味しいとされているため、うどんを鮮度の良い状態で楽しめるのが生麺の魅力です。自宅にいながらお店で打ち立てを食べているような気分になれます。
乾麺などと比べると、茹で時間も比較的短めなのでお腹が空いている時にすぐに食べられるのもメリットのひとつです。
︎デメリット
お店で食べる時のようなもちもち食感と弾力を味わうことができる一方で、日持ちしないのが生麺の大きなデメリットといえます。賞味期限は数日程度がほとんどなので、できるだけ早く食べないといけません。すぐに食べるわけではない場合や、長期保存をしたいのであれば生麺はおすすめできません。
賞味期限が切れると多少のぬめりや粘り気も出てくることがありますが、「ちょっとくらい大丈夫!」と思わずに賞味期限切れものは、もったいなくても食べないようにしましょう。
半生麺を購入するメリット・デメリット
半生麺を購入するメリットとデメリットについて紹介します。
︎メリット
半生麺とは、その名のとおり半生状態にある麺です。生麺を少し乾燥させた状態で、生麺と乾麺の中間の麺を指します。麺同士がくっついてしまわないように小麦粉がついた状態でパッケージしてあるものが多く、茹でやすく食べやすいのが特徴です。
また、生麺のように麺が水分を多く含んでいればいるほど酵素活性が働いて麺の質が落ちたり変色することもありますが、半生麺は水分含有率と酵素活性を同時に抑えたバランスのとれた状態のうどんです。少し乾燥させて水分量を落とすだけで日持ちする期間がぐっと長くなります。
常温で保存することも可能です。生麺より鮮度は少し落ちるものの、風味や食感などのクオリティは生麺とさほど変わりません。それでいて生麺よりも日持ちするので、できたてのようなコシや弾力を味わうことができるのに長期保存にも向いています。長くて2か月以上も保存できる半生麺もあります。
︎デメリット
半生麺は、生麺に比べると茹で時間が少し長くなってしまいます。だいたい5分前後が目安ですが、冷やして食べる場合はもう少し茹で時間を長くとるのがおすすめです。また、少し乾燥させて水分含有率を落としているため生麺に比べるとコシやもちもちとした食感、弾力などが損なわれているものもあります。
お店で食べるできたての状態がいい!という人は生麺のほうがいいかもしれません。さらに食感や風味を長持ちさせられるように添加物がたくさん使われている場合もありますので、添加物を気にする人にもあまりおすすめできません。
乾麺を購入するメリット・デメリット
乾麺を購入するメリットとデメリットについて紹介します。
︎メリット
乾麺は完全に麺から水分を抜き、乾燥させた麺のこと。うどん以外にもそばやパスタなども乾麺にされているのが一般的です。保存料を使わなくても長期保存が可能なので常備食にも最適。外出ができず、買い物へ行けない日でも家に常備しておけば食べるものに困りません。
また、乾麺は常温で保存が可能。高温多湿を避ければ家のどこで保管しても大丈夫なので、冷蔵庫のスペースをとる心配もありません。常温OKでの保存期間も長いため贈り物にも適していて、旅行先でのお土産やお中元、お歳暮などで乾麺を選ぶ人も多いです。
︎デメリット
茹で時間が短い生麺や半生麺に比べて、乾麺は茹で時間が長いのが特徴。10分ほどかかることもあるため、急いでいるときや忙しいときには乾麺よりも生麺や半生麺のほうが食べやすいです。また、長時間火にかける必要があるためガス代が高くなってしまいます。
夏場は長く茹でていることで室温が上昇したり、暑さを感じてしまうデメリットもあります。なるべく茹で時間を短くするために細めの乾麺を選ぶのもおすすめです。
まとめ
うどんの生麺や半生麺、乾麺はそれぞれ特徴が異なり、おもに食感や保存期間、茹で時間に差のあることがわかりました。それぞれにメリット、デメリットはあるものの栄養価や成分などの違いはほとんどありません。手軽に食べられるうどん。
食感や調理時間の短さを優先する人には生麺を、保存期間の長さを優先する人には乾麺がおすすめです。どちらの良い点も取り入れたい人には半生麺がおすすめ。状況に合わせて賢く使い分け、美味しいうどんを楽しんでくださいね。