乾麺うどんでおすすめの業者3選
公開日: 2023/11/15 最終更新日: 2023/07/20
老若男女好きな人が多い麺うどん。夏は冷やして、冬はあったかくして一年中おいしく食べられるのが魅力のひとつです。とくに讃岐うどんは麺にコシがあり人気があります。うどんといってもその味は業者によりさまざまです。この記事ではおすすめのうどん業者3つを紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
石丸製麺株式会社
会社名:石丸製麺株式会社
住所:香川県高松市香南町岡701
TEL:087-879-6111
石丸製麺は、明治37年に香川県で創業した製麺会社です。国産小麦の品質の高さを国内外に証明したいという思いから、国産小麦を使った製麺に積極的に取り組んでいます。
石丸製麺のこだわりを4つ紹介します。
1つ目は原料です。麺の品質を左右する原料に一切妥協しません。国産小麦のみならず、緑茶などの新しい原料も積極的に取り入れて、新製品への挑戦をし続けています。
2つ目は技術です。手打ちの技術を徹底的に分析して、独自の技術の開発に取り組んでいます。
3つ目は安全です。細心の注意を払いながら最先端の安全・品質管理体制を整えて品質管理を行っています。製麺の各工程において、熟練スタッフと最新機器で、品質チェックを徹底しております。
4つ目は交流です。石丸製麺では、国内外からのお客様へ向けて工場見学を実施しています。社員全員で、真心をこめたおもてなしをしてくれます。乾麺、半生、全粒粉、低糖質など実に様々な種類の麺を販売しています。
株式会社オカベ
会社名:株式会社オカベ
住所:〒779-4407 徳島県 美馬郡 つるぎ町半田字東毛田 48
TEL:0120-64-3923
オカベの麺は別名半田そうめんともいいます。「半田そうめん」という名前を使用できるのは旧半田町と言われるつるぎ町内で製造・生産している事業所に限られています。
通常直径1,3mm〜1,6mmの麺はひやむぎに分類されますが、江戸時代中期から続く技術と伝統によりそうめんと表記できるようになっています。うどんというにはやや細く、そうめんというにはやや太い麺が特徴です。
少し前までは、徳島県内のみで売られており他県ではほとんどみかけない珍しい麺でした。もともとは、船頭たちが自分で食べるために手間をかけずに作ったため麺が太くなったと言われています。
乾燥麺作りは秋口から始まり、コシが強く、他の手延べ素麺に比べてひと回りほど太く、のびにくくつるりとした喉ごしが特徴です。現在では約40軒ほどですが、かつては300軒ほどあった生産者からもわかるように、半田町(つるぎ町)は、まさにそうめんの里なのです。自然豊かな町で作られ、300年という長い歴史を持つ伝統の味は、全国でも最高品質の逸品となっています。
はじめてオカベの麺を食べる人におすすめなのは、まずはオカベの麺です。口に入れると押し返してくるようなコシの強さと、喉を通る時のつるっと爽やかなのど越しが楽しめます。ざるやかけ、なべ焼き、釜揚げなどお好みで様々な食べ方を楽しんでいただけます。
その他にオカベの麺より少し太いほっと麺、オカベの麺の触触感に近い手延べそば、製麺するときに出来る麺の端であるふし麺などがあります。
寛文五年堂
会社名:株式会社 寛文五年堂
住所:〒012-0107 秋田県 湯沢市 稲庭町字三嶋 34
TEL:0120-1728-19
秋田県湯沢市稲庭町でうまれた稲庭うどん・稲庭素麺を製造している寛文五年堂。材料は、小麦、水、塩だけととてもシンプルですが、今でも伝統の製法で製造しています。毎日の気候に合わせて、原料の混ぜ合わせから、延ばしなどすべての製法を熟練した職人の手で行っています。
とくに大切な作業として「捏ねる」工程では、うどん生地の段階で、生地の中の余分な空気をしっかり押し出します。冬場でも職員の背中から湯気が出るほどの重労働ですが、この空気出しを平押しをかける際にも再度行います。空気だしがしっかりできているうどんは、コシが強く、シャキッとした歯ごたえがありおいしいうどんに仕上がります。
寛文五年堂には、幻と言われる生麺があります。もともとは保存食用に製造されていた稲庭うどんですが、生麺は現代のように流通網が発達しておらず、職員とその家族だけが食べてきました。乾麺よりさらにコシが強く、しっかりとした歯ごたえと、独特のもちもちとした触感が特徴です。
現在この生麺は、ベテラン職人だった2名が手作りで仕上げているため、一日に作れる量は限られているため、まさに幻の生麺と言えます。
また寛文五年堂では、うどんと同じいなにわ手綯うどん製法で作られています。細く長く仕上げられた心地よい食感は綿実油を使用して作られています。しかし稲庭そうめんでは油は使わずにナチュラルで小麦の風味を活かした美味しさを楽しんでいただけます。
稲庭うどん・そうめんをおいしく食べるコツは、できるだけ大きな鍋にたっぷりのお湯を入れ、お湯の中で麺が踊る状態を作ることです。ゆでた後は、冷水の中で丹念に両手でもむようにしながらうどんの表面のぬめりを落とします。あたたかいレシピでも、冷たいレシピでも幅広いアレンジをお楽しみいただけます。
まとめ
今は現地に行かなくてもオンラインなどで、全国各地のおいしい麺を購入することができます。どの業者も熟練した職人がこだわりの製法で作っているため、食べ比べてお好みの麺を見つけるのも楽しいかもしれません。
乾麺は常温で保存もできますので、贈り物としても喜ばれます。麺うどんを購入する際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。